生涯歯を残すために予防を!
こんにちは。JR中央線の国立駅から徒歩3分、土曜日・日曜日も診療を行う「国立深澤歯科クリニック」です。
年を取ったら歯がなくなっていくものだと諦めてはいませんか?
歯が残っている高齢者は、予防をしっかりと行ってきた人がほとんどです。
今回は、歯を残すことの重要性と予防についてお話しします。
歯はお口の健康だけでなく、全身の健康と関わっています。
愛知県知多半島で行われた調査では、「残っている歯が19本以下で入れ歯を使っていない人は、歯が20本以上残っている人に比べて1.2倍も要介護認定を受けやすく、2.5倍も転倒しやすい」という結果が出ています。
つまり、残っている歯が少ないほど、要介護になったり転倒しやすいと言えます。
「なぜ歯が減ると要介護や転びやすくなるの?」と思う方もいるかもしれません。
歯が少なくなり入れ歯なども使っていないと、しっかりと噛めなくなります。
そのため、脳への刺激が減ったり、栄養バランスが崩れたり、筋力が低下していくなるからではないかと考えられます。
なお、兵庫県香美町で平成4年から20年間かけて行った調査結果では、
「80歳になっても20本以上の歯が残っている方は、自家用車に乗ったり携帯電話を使っている割合が高い」
ということもわかってきました。
このように、年を取っても健康で元気に過ごすためには、何歳になっても歯をできるだけたくさん残すことが大切なのです。
高齢者になってもできるだけ自分の歯を残し、歯を失っても入れ歯で歯の機能を補うことためには、若い頃からかかりつけの歯科医院で定期的にチェックを受けて相談することが重要です。
歯を失う主な原因は、むし歯と歯周病です。
定期的に歯科医院で検診を受けておけば、むし歯や歯周病は防ぎやすくなり、もしむし歯や歯周病が見つかっても、早期治療に取り組みやすくなります。
毎日歯を磨いていれば、むし歯や歯周病予防になると考える方もいらっしゃるかもしれません。
でも、自分で磨くだけでは磨き残しはたまっていきますし、悪化するまでむし歯や歯周病に気づくこともできません。
歯を守るためには、毎日の歯磨きとともに、「歯が悪くなってから歯科医院に行く」のではなく、「歯が悪くならないように歯科医院で予防する」ことが大切です。
国立深澤歯科クリニックでは、患者さんお一人お一人の状態に合わせた予防ケアを行っています。
プロによる歯のクリーニングや予防効果のあるフッ素塗布などもお受けいただけます。
歯と全身の健康を長く守っていくために、ぜひご一緒に予防を続けていきましょう。
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